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非行に走った子ども達の社会復帰に向け、保護された犬が一役買います。そこには”自己肯定を高める”というキーワードがありました。
沖縄女子学園・嘉陽田亜耶美法務教官「非行をしてしまって社会から一度ドロップアウトしてしまった少女たちなんですけれども、もう一度チャンスをもらって、社会で貢献できる、活躍できる子になってほしいと思う」
可愛らしい犬と触れ合う少女。糸満市の少年院・沖縄女子学園で矯正教育を受ける10代後半の少女です。
おととい始まったこのプログラムは、沖縄女子学園に入る子どもが保護された犬のトレーナーとなり、新たな飼い主を探す社会貢献活動をすることで、早期の社会復帰を促すとともに、犬や猫の殺処分ゼロも目指すものです。
少女は、「犬と一緒に成長し、新しい家族と幸せになれるよう愛情いっぱい育てる」と決意を語っていました。
取材した金城記者です。改めてどんな取り組みなんですか。
金城記者「はい、まずはこちらをご覧ください。15.1パーセント。この数字は、少年院を出た子どもが再び非行に走り少年院に戻ってくる割合です」
約6人に1人というわけですね。それで今回の取り組みということですか?
金城記者「はい、関係者によると少年院に入る子どもたちの多くが自己肯定感が低いという傾向が強いということで、今回の取り組みは、子どもたちに「自分も社会の一員として、社会に貢献して、活躍できる」と自分の存在価値、肯定感を高めてもらおうというものです」
新たな試みに期待したいですね。金城記者でした。