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3月、糸満市の平和祈念公園に、沖縄戦に駆り出され亡くなった少年兵たちの人数を記した刻銘板が設置されたのを受け、首里高校の前身、県立第一中学校のOBらが報告会を開きました。

元全学徒の会・與座章健共同代表は「沖縄戦の悲惨な状況を伝えるためには、戦没者の数を記すことはどうしても必要不可欠」だと話しました。

沖縄戦では、県内21の師範学校や中学校から多くの教師や生徒が戦場に駆り出され、1984人が命を落としました。しかし、これまで糸満市の平和祈念公園には、学徒らの戦没者数を記した慰霊碑が設置されておらず、元全学徒の会では、県に対し設置を求め、14回にわたり要請していました。

元全学徒の会・宮城政三郎幹事は「やっとできましたよと。みなさんの戦没者の数を後世に残すように、僕らやったよと」と話しました。

会では刻銘板が設置された3月14日に、毎年、平和集会を開くことにしています。