衆議院沖縄3区の補欠選挙は無所属新人でフリージャーナリストの屋良朝博さんが初当選しました。
今回の選挙ではオール沖縄が推す無所属新人の屋良朝博さんが、自民党公認で公明と維新が推す新人、島尻安伊子さんとの一騎打ちを制し当選しました。
投票率は43.99%で2年前と比べて10.06ポイント下回りました。QABと朝日新聞、沖縄タイムスが共同で行った出口調査によると投票の際、重視したのは「基地問題」と回答した人が最も多く、その9割近くが辺野古新基地建設の反対を訴えた屋良さんを支持していました。
さらに、屋良さんは知名度で相手候補に劣ると懸念されていましたが無党派層のおよそ8割を取り込むなど支持層の拡大に成功しました。
屋良さん喜びの声 島尻さん敗戦の弁
そして、当選した屋良さんの喜びの声です。当選した屋良朝博さん「(政府は)解決策があることを受け入れて、頑なにならない、日米同盟を維持するために沖縄がずっと犠牲になっているという現状はそろそろ変えていった方がいい、私はそういうふうに思っているし、この訴えが受け入れられたというふうに思っております」
当選した屋良さんは辺野古の新基地建設を推し進める政府の姿勢を国会の場から変えたいと決意を語りました。さらに、応援に駆け付けた玉城知事は対話による解決の重要性を改めて訴えました。
玉城デニー知事「もはや辺野古は普天間の解決策の唯一の手段にはなりえない、で、あればこそ、我々はしっかりと、対応するなかで日本政府、アメリカ政府、そして、沖縄の、この協議で普天間の一日も早い解決策を探っていくことの方が一番の解決策の解決策になると思っています」
一方、島尻さんは敗戦の弁を述べ集まった支持者に感謝を伝えました。島尻安伊子さん「我々の進む方向は私は間違っていなかったと思っております。また、みなさんと共に明るい沖縄をつくっていきたい」