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厚生労働省は3月26日、沖縄戦の戦没者遺骨の身元を特定するためのDNA鑑定について、2019年度以降、対象を拡大することを決めました。
厚生労働省によると、2018年度までに県内で見つかった戦没者遺骨のうち、鑑定に必要な歯などが見つかった遺骨84柱について、DNA鑑定を実施するも身元を特定することができなかったとして、2019年度以降、県が焼かずに保管する遺骨およそ700柱や、魂魄の塔など、県内各地にある慰霊塔にあるとされる遺骨についても、DNA鑑定の対象となり得るものを調査するとしています。
これを受け「ガマフヤー」の具志堅代表は「沖縄で見つかった全ての遺骨が対象になったのはうれしい。今後は、身元特定のためにも国や県が遺族に対し、継続的に検体の提出を呼びかけてほしい」と話していました。