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市民らが「開かれた選挙」求め会見 その意図は 県庁記者クラブ

党や政治家が候補者を選ぶ際に、市民の声も反映してほしいときょう、市民の集まりが会見を開きました。この時期での会見にはどんな思いがあるのでしょうか?

「県民の声」100人の会「ガチガチに固まった固い姿勢を少しほぐしていきませんか、みんなでオープンに議論していきませんか」

県政与党側の参院選の人選について不満の声をあげたのは「県民の声」100人の委員会という会です。限られた関係者の間で人選が行われ協議の過程について説明がないと訴えました。

「県民の声」100人の会「(要望の)きっかけとなった参議院議員の選考を丁寧にオール沖縄の立場の関係者の方たちとともにつくっていく過程だととらえています」

会では、人選の協議過程を県民に説明することや候補者によるプレゼンテーションの機会を設けることなどを求めていて、きょうから署名集めを始めました。

市民らが「開かれた選挙」求め会見 その意図は 県庁記者クラブ

ここからは取材した石橋記者です。きょうの会見、夏の参議院選挙の候補者選考について疑問があるというところから始まったようですが…問題視している点というのはどこなんでしょうか?

石橋記者「はい、まずは、夏の参院選ですが、現在、シンバホールディングスの会長・安里繁信さんと琉球大学法科大学院の教授・高良鉄美さん。お2人の名前があがっています。」「今回、市民団体が問題だと訴えているのは県政与党側の人選なんです。当初は現職の糸数慶子参議院議員が4期目を目指して出馬の意欲を示していました。ところが、糸数さんが所属する社大党では世代交代を理由に高良鉄美教授に出馬を打診しました。」

「県民投票も終わってこれから!というタイミングでなぜ、後継にバトンタッチしなければならないのか明確な説明がないまま人選が進められたと市民団体は主張しているんです。」

夏の参議院選だけでなく、これからについても納得できる方法で人選してほしいというのが今回の市民の側の思いなんですね。この、県政与党側に投げられたボールですが、これから、政党や政治家はどう応えていくんでしょうか?

石橋記者「実は、きょう高良さんの会見が予定されていたんです。しかし、きゅうきょ、来週23日に延期されました。社大党の方も慎重姿勢を見せた格好だといえます。」「今回の会見で強く主張していたのは〝雨降って地固まる〟という点です。オール沖縄を分断するような思いはないと前置きしたうえで、候補者を「選ぶ」「決める」という過程に市民が加わってより当事者意識を強く持ったうえで選挙に臨みたいと話していました。」

「開かれた選挙」を求める市民の声に政治がどうこたえるのか、今後の対応に注目が集まります。