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嘉手納基地の騒音が原因で年間10人死亡の推計

嘉手納基地の騒音被害で、1年間に10人が死亡。北海道大学の驚くべき調査結果が公表されました。

北海道大学(環境衛生学)松井利仁教授「(嘉手納基地では)健康影響が生じる程度の頻度で騒音が発生しているというのは事実です」

嘉手納基地の騒音被害を試算したのは環境衛生学を専門とする北海道大学の松井利仁教授でWHO=世界保健機関の騒音ガイドライン改定を受け分析し直しました。その結果、嘉手納基地の騒音が原因で心筋梗塞を引き起こし、1年間に10人が死亡したと推計されることがわかりました。

さらに、嘉手納基地周辺でガイドラインを超える騒音の被害を受ける住民のうち1万7500人近くが高度の睡眠妨害に悩まされているということです。

松井教授は「嘉手納基地に対する夜間の活動場所や時間の制限など効果的な対策が必要だ」と指摘しています。