さて、きのう県内で、あるトークショーが開かれました。そこで話したは・・・こちらのお2人。沖縄についてお話も聞きました。きのう開かれたトークショー。元文部科学事務次官の前川喜平さんと「全日本おばちゃん党」代表代行の谷口真由美さんが登壇。
トークショーのテーマは、「リアル・ハッキリ言わせていただきます!」2人の対談書『ハッキリ言わせていただきます!』のリアル版です。トークショーでは、本の中で訴えている政治、教育など幅広い現代社会の問題を本音で「ハッキリ」と一刀両断しました。カメラを気にせず参加者たちと本音で話がしたいという2人の希望で、トークショーの撮影は冒頭のみ。そこでトークショーの前に2人にインタビューしました。
質問は、県民投票について。
前川喜平さん「県民投票が実施されたこと自体が大きなことだし、県民投票の結果を見ればこれはもう明確な民意が示されたと思いますね」
52%だった投票率については、、、、
前川喜平さん「棄権した人も投票しなかった人もそれなりに考えたうえでの選択というケースが多いと思うので、投票に行かないという投票だと思うんですよね。だから私は投票率は十分だと思います」
さらにメディアの責任についても言及しました。
前川喜平さん「私はメディアの責任は大きいと思っていますよ。」
前川喜平さん「県民投票をどう報じたかというのは、あるいは報じなかったかというのは、メディアに対する試金石だと思う。日本のメディアが本当にこの沖縄の問題に向き合っているのか、それとも国民の目をそらそうとしているのか、そこの試金石だと思いますね」
県民投票の結果を受け、次に行動を起こすべきは本土の人間だと2人は話します。
前川喜平さん「沖縄の民意を他の人たちはどう考えるのかと。他の日本国民はどう考えるのかそれが問われるでしょうね」「私は日本の国全体として考えるべき問題だと思います」
谷口さん「自分事としてとらえていないんですよね本土の人間って。」「まさか沖縄の人の足を踏んでいる、沖縄の人の人権を侵害している側に、加害者側に立っているというふうに受け止められないんだと思います。それって、、、私も踏んでいる側なんですよね。大阪に住んでいる人間なんで。」
きのうのトークショーでは沖縄から見える民主主義の問題点などを熱っぽく語った2人に、観衆も聞き入っていました。
谷口さん「ボールを投げられたのは、実は我々違う地域に住む46都道府県側だと思うんですよね。46の都道府県の人間が沖縄から投げられたボールをどういうふうに受けるかというところがとわれているとおもうんですけど」