辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票、いよいよ大詰めです。きのうまでの1週間で16万人近くの人が期日前投票を済ませています。
投票日まであと2日…玉城知事が告示日に続いてきょうも街頭に立って県民投票への投票を呼びかけました。知事はあすも投票を呼びかけるイベントに参加して最後までPRを続けることになっています。
南風原町・70代男性「基地からの経済は長続きしないし、基地では平和はつくれないとおもっていますので、根本から基地は反対ですね。」
石垣市・80代男性「今のところは反対・賛成考えていないし、あさってになって考えます。」
那覇市・20代女性「条件付きで賛成というか…環境を守りつつ(辺野古新基地を)つくるという方向もあるんじゃないかと…」
すべての市町村に確認したところ15日からきのうまでの1週間で投票資格者全体の13.66%にあたる15万7900人が期日前投票を済ませています。
去年の県知事選挙では40万人以上が期日前投票に足を運んでいました。県民投票でも、あすまでにどれだけの人が期日前投票に行くのか注目が高まっています。
豊見城市・高校3年生の女子生徒「賛成・反対とか結果がどうなるかわからないですけど、どちらであったとしても逆の意見もしっかりふまえて次の政策に取り組んでほしい」那覇市・20代男性「どちらにしろ、県民の意思が出てくるのではと考えているので、それを政府と連携をとって進めていってほしいなって考えてます」
今回の県民投票では辺野古の埋め立てについて民意を明確にする狙いがあります。
辺野古を巡って対立が続く県と国、新基地建設を阻止したい県にとって〝反対〟の民意が示されれば追い風になります。
菅官房長官「政府としては、普天間飛行場の危険性除去と辺野古移設に関する政府の考え方や沖縄の負担軽減に目に見える形で実現するという政府の取り組みについて丁寧に説明し、地元の皆さんのご理解をいただきながら粘り強く工事を進めていくという考えに変わりはありません」
辺野古を巡る県と国の対立に新たな局面を導くことになるのか…投開票日はあさってです。
ここで今一度投票の仕方をおさらいしましょう。投票用紙を拡大したものを用意しました。投票用紙には〝賛成〟〝反対〟〝どちらでもない〟の3つの選択肢があります。いずれのかの選択肢に「〇(マル)」を記入します。
「×(バツ)」や「△(三角)」などマル以外の記号や文字を書くと無効になってしまいます。複数の欄にマルを書いてもいけません。仕事などで24日に投票できない人は期日前投票ができます。期日前投票はあすまでです。