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先日、18歳以下の若者たちが、島唄の歌声を競い県内ナンバーワンを決めるコンテスト行われました。

出場し、島唄を歌った参加者たちは、それぞれ、古里への思いを背負っていました。その中にいた一人の女子高校生に密着です。

山田健太くん(13歳)「バヌジージヌマリドゥシユイニー(私のじぃじぃの生年祝いに)デンサーブシヌカシユツクリダユー(作ったデンサ節です)ドウディンツキタボンナーラー(どうぞ聞いてください)」

Qプラスリポート U-18島唄者コンテスト

島唄やしまくとぅばの継承や発展を目的に去年から開催されている「U-18島唄者コンテスト」県内離島も含め、唄三線の腕に自信がある11歳~17歳までの20人が集まりました。

初めて大会に参加する世持愛菜さんです。

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愛菜さんは、八重山高校1年生。郷土芸能部に所属し、地謡を担当しています。

郷土芸能部稲嶺優海(ゆうみ)部長「芸能をいろいろやっていたので頼りにしてます。とても」

同じ地謡担当1年伊良部愛さん「いつもちょっと食べ物の話が多いんですけど曲が始まったら、本当の世持愛菜になります」

世持愛菜さん「なんか恥ずかしいです。(照れる)」

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大会6日前、向かったのは三線を始めた5歳のころから通っている、横目研究所。

愛菜さんが大会で披露するのは「月ぬ美しゃ」

世持愛菜さん「ほかの地域にも、この歌(月ぬ美しゃ)はあるので、白保独特の歌い方なので、しっかり練習しています」

一緒に練習していたのは、同じく大会に出場するひとつ年下の宮根帆音さん。愛菜さんとともに8年間稽古を積み、その実力も折り紙付きです。

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愛菜さんが生まれ育った白保は芸能が盛んな地域。白保への思いも背負って今回のコンクールへ出場を決めました。

世持愛菜さん「(唄・三線が)生活の一部になってきてるのかもしれないです。1日の中で、部活に行って、そのあと白保に帰ってきて、稽古に行ってってて、半日くらい三線弾いてるので。自分も(芸能を)やってみたいかもっていう興味を少しでも持ってくれたら、うれしいなって思ってて、そういう人がすこしでもふえるように歌いたいなって思ってます」 

石垣島から母、麻紀さんと横目先生が応援に駆け付けました。会場には、県内各地のしまくとぅばや島唄が響きます。

一緒に稽古に励んだ帆音さんの番がきました。高まる緊張感。愛菜さん、たまらず、外へ。本番への緊張感が高まる様子。ついに、愛菜さんの順番がやってきました。

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世持愛菜さん「シキヌカイシャートゥカミーカー(月ぬかいしゃー十三日)ミヤラビカイシャートゥーナナツ(美童かいしゃー十七歳)」

歌い終わった後の愛菜さんお母さんの顔を見て安心した表情を見せる愛菜さん。

世持愛菜さん「どうだった?大丈夫だった?(母):リハーサルより良かったよ~。」

しかし、、、最優秀賞は、後輩の宮根帆音さん。愛菜さんは惜しくも優秀賞でした。

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世持愛菜さん「少し悔しいです。でも、普段からライバルみたいな存在なので、ちょっと嬉しかったり、ちょっと悔しかったりみたいな。自分の育った村の歌い方で歌えたので、うれしかったです」

横目先生「愛菜も今日の出来はすごくよかった。同門でね、後輩に負けて悔しいとは思うけど、仕方ない!来年がんばりなさい!」

ちょっぴり悔し涙を流した愛菜さん。ですが、古里の唄を届けられたことに満足し白保へ帰っていきました。