続いてはガラッと変わって「アーティスティックスイミング」です。と聞いてもピンとこない方も多いかもしれませんが、以前「シンクロ」と呼ばれていた競技が今はこの名前に変わっています。県内でこの競技で先頭に立つ2人を取材しました。
きのう、那覇市で行われた演技発表会。日頃、波の上スイミングスクールで練習を積んでいる小中学生が可憐な演技を披露。
その中に、沖縄のアーティスティックスイミングを引っ張る2人の選手がいました。
発表会前。演技を確認し合うのは片桐花菜(かたぎり・はな)さんと玉城結衣(たまき・ゆい)さん。
2人はおととし日本シンクロチャレンジカップ(全国大会)に県勢初出場を果たすと、去年も県勢で初めてジュニアオリンピックカップの全国大会に出場。沖縄のアーティスティックスイミングの先頭に立っている選手です。
そんな2人を力強く支える存在がいます。
田中コーチ「冒頭の足全然合ってないんだけど」
東京で有名な水中パフォーマンス集団のメンバーで、指導のために東京から通っている田中コーチ。2人が競技を始めた頃から見ている宮城コーチ。そして、「シンクロの母」とも呼ばれる日本代表の井村雅代コーチに指導を受けていた入江コーチと、強力な3人のコーチが多角的に指導をし、選手の力を引き出しているんです。
宮城知子コーチ「(期待は)大きいですね。喜んで泳いでいる姿を見ると楽しくなってしまい、つい色々やってあげたくなってしまう感じです。」
玉城さん「できないところはここが出来ていないと教えてくれたり、逆にできるようになった時は褒めてくれたりしてくれる(先生たち)。」
片桐さん「期待していると思うので、その期待に応えられるように頑張っています。」
期待を一身に背負う2人。その実力を演技発表会で披露しました。
2人の演技に会場からは大きな拍手。…しかし!
田中コーチ「失敗が大きすぎたので反省して頑張ってほしいです。」
片桐さん「きょうの反省を生かして次につなげたいです。」
求めるレベルはまだまだ上。コーチ陣の支え、期待を力に、2人は沖縄の先頭で舞い続けます。