こんばんは!スポーツです。まずは、〝ばんみかせ!南部九州高校総体~若きウチナーアスリート~〟今年、県内を舞台に行われる高校総体に挑む選手をご紹介します。きょうは、女子柔道〝期待の星〟です!
身長148センチ。小柄な体から繰り出される力強い投げ技!沖縄尚学の〝小さな巨人〟柔道女子52キロ級・吉田涼(よしだ・すずみ)選手。半年後に迫った高校総体の大舞台を見据え、日々練習に励んでいる。
吉田選手「背負い投げとか担ぎ技が得意。どんなに大きい相手でも自分の態勢に持っていけさえすればどんなところからでも持っていけるのでそういうところが好き」
〝相手の懐に飛び込む瞬発力〟と〝切れのある投げ技〟を武器に、去年11月の九州高校新人柔道大会で初優勝。今年は県勢10年ぶりの全国制覇が期待される。
沖縄尚学 真喜志康孝監督「ちょうど10年前に(高校総体で)女子部員が沖縄県で初めて優勝した。それ以来優勝は出ていないので、何がなんでも日本一優勝を目指したい」
3歳のころ、兄と姉の影響で柔道を始めた吉田選手。小柄な体形をハンデにせず、コツコツと〝攻めの柔道〟を追求してきた。
部員「楽しんで練習しよう、楽しんだ方が強くなるからって中学校の頃からずっと言っていて。一番楽しみながら柔道ができている人なのかなと思う」
きのう、全国への切符をかけて行われた大会。先鋒として団体戦女子決勝に挑んだ吉田選手は、早々に技ありを奪うと最後は大外刈り!チームはその後も圧倒的な強さを見せ、男女ともに優勝を決めた。
個人戦決勝では、相手に隙を与えず、わずか40秒で得意の背負い投げ!沖縄尚学は、個人戦男女10階級全てで優勝、3月に行われる全国高校柔道選手権大会に挑む。
吉田選手「同じスピードで(懐に)入ってくる人がいるので、その人たちより2倍も3倍もスピードつけて入らないといけない。周りの方々にもいろんなサポートをしてもらっている分恩返しのつもりで悔いが残らない試合にしたい」
〝確実に1本が取れる柔道〟を目指し、挑戦が続く!
母のえりかさんも認めるほど努力家の吉田選手。全国大会で見える課題と向き合い、高校総体で優勝したいと話しています。