※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
アメリカ軍は1月23日、国や地元が中止を求める中、2017年以来となる嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を実施しました。
2017年以来となるアメリカ軍による嘉手納基地上空でのパラシュート降下訓練。23日午後5時30分過ぎ高度3300mの高さから次々と兵士が飛行機から降下する様子が確認されました。
周辺が住宅地に囲まれている嘉手納基地ではパラシュート降下訓練が危険だとして、23年前のSACO合意に沿って伊江島補助飛行場に訓練移転し、嘉手納基地で行うのは「例外」の場合だけだとしています。
しかし2017年9月にも嘉手納基地で訓練したことで国や県、地元も抗議していました。嘉手納基地によりますと「今回の訓練は当初、伊江島で予定されていたが、周辺の波が高く安全のための船を出すことが難しいため」だったと回答しています。
今回の訓練に嘉手納町の當山町長は「嘉手納基地を使うという明確な根拠が示されないまま米軍側が強行したと我々は受け止めている。決して容認できない」と語気を強めていました。