辺野古県民投票は現在5つの市が不参加を表明していますが、全県での実施を求め県民投票の会の元山代表がハンストを始めてきょうで4日目となりその姿に、共感が広がっています。
辺野古県民投票は現在5つの市が不参加を表明していますが、全県での実施を求め始め県民投票の会の元山代表がハンストを始めてきょうで4日目となりました。
元山さんの姿は、この4日間、共感を広げていました。
1日目(15日)元山代表「県民投票をやらないと5市長が表明して、今では県民投票をやるかやらないかという入口論になってしまっているのがすごく残念です。どうしたらいいのかということで体を張るしかないという結論に至ったわけです。」
県民投票の全県での実施を求め火曜日、ハンガーストライキに入った「辺野古」県民投票の会の代表、元山仁士郎さん。27歳の青年が身を投げ打って訴え続ける姿に共感や、心苦しさにかられ元山さんのもとには昼夜を問わず、多くの人が訪れています。
署名に訪れた女性「私たちの届かない声を体を張って命を張って訴えるということは、心苦しく思って、ここに来て一緒にやりたいと思うんですけど、なかなかできないので少しばかりですけど水を届けに来ました。」
またハンスト2日目には漫才で辺野古問題をネタにして話題を集めたお笑い芸人のウーマンラッシュアワー村本さんも駆け付けました。
村本さんは、元山さんの姿に「勇気をもらった」と話しています。
そしてきょうハンストは4日目。病院での検査を受けることが決まり予定より時間を早め、会見を開き訴えました。
4日目午後3時半、宜野湾市役所前「米軍基地建設の問題については、沖縄の問題でもありますけども日本の問題なので、それを突き付けるためにはどうしても沖縄がまとまらないといけないと思うんですよね。」「2月24日の県民投票でそれぞれが納得のいく答えを出してほしいと思っています。それを持ってこれが沖縄県民の意見ですとまとまって発信していければ必ずやこの問題は解決できると思いますのでそれを信じたい。」
こちらは元山さんが、ハンストを始める際に宜野湾市役所の職員に対して配布した文書です。
それを見てみると、普天間基地の返還を望む一方、辺野古のある名護は、母の出身地であり祖父母や親せき、同級生もたくさん住んでいると、県民投票の会代表としてだけでなく1人の27歳の青年として悩んでいる思いがつづられています。
なぜ、27歳の青年がハンストという形で訴えないといけない状況に追い込まれたのか、私たちは向き合わなければなりません。