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いじめ自殺裁判 第1回口頭弁論

4年前、豊見城市で小学4年の男子児童がいじめを苦に自殺したとして、両親が市などを相手に損害賠償を求めている裁判の第一回口頭弁論が那覇地方裁判所で始まりました。

この裁判は2015年10月、豊見城市で同級生からズボンを下げられるなどのいじめを受けていると訴えていた小学4年の男子児童が自殺したとして、両親が豊見城市や同級生の保護者に対し、約7800万円の損害賠償を求めているものです。

裁判では、児童の父親が「息子を亡くした耐え難い苦しみだけでなく、真実とはかけ離れた心ない風評被害に追い打ちをかけられた」と訴えました。母親は「もう二度とこんな苦しい思いをしてほしくないという思いで、この3年半来ましたけれども、全国ではまだ、いじめもなくならず、まだ自殺されてる方がいらっしゃるということは、やっぱり何らかの形で『いけないことはいけないんだ』『1人の子がなぜこういう道を選ばなきゃいけなかったのか』ということろを、みんなでもう一度考えてほしい」と話しました。

市側の弁護人は棄却を求め、争う方針です。