5Gというのをご存知でしょうか?1990年代から携帯電話などでメールができるようになり、今では綺麗な画質の写真や動画をみたり送ったりできるようになりましたよね。そのように現在、私たちがスマートフォンなど使っている通信方式は4Gと言われるもので、5Gは、さらにその先の通信方式です。
この5Gを使って、県内では新たな取り組みが始まっています。
おととい、那覇市に開設された「ドコモ5Gオープンラボ OKINAWA 」5Gを利用したサービスを見たり、試したりできる施設で、沖縄が全国で3カ所目の開設場所となりました。
ドコモ法人ビジネス戦略部長 本高祥一さん「(Qラボ開設に沖縄を選んだ理由)沖縄を起点にして地方の社会的な課題を解決していくことと、それから沖縄の地理的立地、アジアの中のハブ、中心にあるということで、日本にとどまらずアジアを中心に世界に新しいものを打って出ていくといった起点にしていきたい」
そこで5Gを利用した、ある実験が始まりました。
「当時はこのような兵士が王様の話をこの場所で聞いていたのではないかとCGを使って再現をしました」
今帰仁城跡で行われたVR、バーチャルリアリティー学習。13世紀、三山時代の城構えや、王様、兵士たちの様子までが臨場感たっぷりに再現されています。この日は、地元の高校生たちが参加しガイドの説明を聞きながら歴史を学んでいました。
専門家「みなさん、台の上の刀を見てください58」「それでは刀を抜いてみたいと思います、はい抜きました」
5Gの特徴は映像や音の遅れが少なく、同時に多数の端末と接続ができること。活用すれば遠隔地にいる専門家とリアルタイムでやりとりすることもできます。
「デザインを見て頂きたいんですが、ゆるキャラのような動物が描かれています、一体なんの動物でしょう?分かる人いますか?ワニ?ちょっと違うな~。。正解は麒麟(キリン)あはは全然違う」
北山高校2年 男子「分からないことも聞けるのでいい勉強になります」女子「印鑑とか実際に押して書かれている文字が見られたり博物館とかだったら物しか見られないけど、いろんな角度から見られるのが面白いなと思いました」
ガイドさん「これまで何回か聞いている話しかもしれないんだけど、新鮮に刺激を受けているみたいな感じがします」「ガイドに補強する形でバーチャルを使うというのは興味をもってもらえるのでいいこと」
今年2019年は、「5G元年」とも言われています。今後、もっとワクワク・ドキドキする体験が生まれるかもしれません。今帰仁での実験は3日間行われた。アンケートなどを元に今後5Gの活用について模索していきます。