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教員採用試験での口利き疑惑を巡って名誉を傷つけられたとして元副知事と元教育長が争っていた裁判で、11日、那覇地方裁判所は、元副知事全面敗訴の判決を言い渡しました。
裁判では2015年度の教員採用試験での口利き疑惑を巡って諸見里元県教育長が安慶田元副知事から受験番号などが書かれたメモを渡されたと証言。これに対し安慶田元副知事は、自分を失脚させるための行動だと反論していました。
11日の判決で、那覇地方裁判所の平山馨裁判長は、口利きがあったとする諸見里元教育長の主張を全面的に認め、「安慶田元副知事の供述は信用することができない」として安慶田元副知事に対して、525万円の損害賠償を支払うよう命じる判決を言い渡しました。