QABのアナウンサーが県内各地を巡る「お散歩プラス」
今年最後のお散歩は、山城アナが初挑戦、中城村です。
今回お散歩するのは、人口約2万人が暮らし豊かな自然と貴重な史跡が多く残る中城村。
山城アナ「やってきました!中城村です!歴史の道を歩こうということで、本日案内してくださるのは、中城村教育委員会の新城卓也さん。今日はよろしくお願いします!では、さっそく行きましょう!」
山城アナ「中城村・新垣集落からお散歩スタート!道の途中には、の~んびりお休みする猫が!ん~癒されます♪まずは、約600年前に建てられた新垣グスクを案内してもらうことに♪」
山城アナ「山の中までやってきましたね~!」
新城さん「山の中なんですけども、こちらが新垣の集落の発祥地になっています。この集落跡の中に、石畳が残っています。こういう歴史の道が通っていまして、集落跡、さらに北側に、今はもう山になっていますが、あちらが新垣グスク(跡地)になっています」
この新垣グスクから南側の斜面へ向かって集落は発展していったといいます。
新城さん「新垣グスク・集落跡・歴史の道、昔の沖縄の地域の集落の形を残している場所がなかなか県内でも残っていないということで、平成27年の3月に国の文化財指定を受けております」
山城アナ「ここがこの地域の始まりの場所なんですね。」
壮大な歴史の道を歩く、お散歩プラス!後半は、海の向こう側から来た偉人がおずれたかもしれない史跡をさき散歩!!
中城・護佐丸散歩!続いては、、、、?!
新城さん「こちらが1853年に沖縄(琉球)にペリー艦隊がきたときに沖縄本島内に探検隊を編成して調査しているんですが、その探検隊が立ち寄った場所と言われています。そのときのスケッチが残っているんですが、それと同じような風景を見られるのが、この場所です」
その名も、ペリーの旗立岩!
今から165年前、探検隊が琉球の調査途中にこの大岩の前で休憩した際、岩山の上に旗を立て、岩山征服記念に3発の祝砲を打った場所と言われています。
旗立岩から見下ろす景色は、探検隊が休憩したくなっちゃったのも納得!
山城アナ「続いては!」
新城さん「この歴史の道自体は中城では、ハンタ道と呼ばれているんですが、このハンタ道のハンタとは、方言でがけとか橋という意味があります」
ハンタ道とは首里グスクから中城グスクまでの約12kmを結ぶ道のことで、琉球王府から各集落へ伝令を伝達するために使われていました。
新城さん「上りましょう!きついですよ~小学校も地域学習でよくここを歩かれたりしていますよ」
史跡が多く残る中城村。地域全体で歴史を次の世代へ語り継ぐ取り組みも行われているそう。 さらに、道を進むと、、、
新城さん「こちらが歴史の道のおススメスポットです!実はここから勝連グスク、台グスク、中城グスク、新垣グスクを一直線にみることができるポイントとなっております」
山城アナ「ん~!中城を見下ろせるなんて、まるで護佐丸になった気分♪」
新城さん「歴史の道自体が集落だけじゃなくて、グスクとグスクもつないでるということがわかる場所です」
古の道・ハンタ道の歴史を学んで神秘的な史跡からパワーをもらった今年最後のお散歩プラスはここまで!!来年も、あなたの街をお・さ・ぷ・ら♪