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3日始まった、辺野古埋め立て土砂の積み込み。県は作業の違法性を指摘して、中断させていましたが、国は5日、一部の届け出を回避して、作業を再開させました。
岩屋防衛大臣は「行政指導の根拠とされた指摘は解消されたことから、作業を再開することにした」と発表しました。
岩屋防衛大臣は、県の指導を受けて、中断していた土砂の積み込みを再開させたことを明らかにしました。土砂の積み込みが行われた、名護市安和の桟橋は、新しく作られたものですが、3日の時点で、工事の完了届が出されていませんでした。
作業を請け負う業者は、この届出を後出しで県に提出。国は、これによって違法性はなくなったとしています。しかし県はさらに、赤土流出防止条例違反も指摘しています。
池田公室長は「完了届け出も提出せず、赤土等流出防止条例に基づく届け出もなされないまま、桟橋が使用されることについては、はなはだ遺憾であります」と話しました。
国は県に対し、桟橋の近くに土砂を山積みすることも報告していませんでした。国は県の指摘を受け、方針を変更。岩屋防衛大臣は「5日の段階ではその土砂によらず、採石場から直接土砂を桟橋に搬入した」と話しました。
玉城知事は「あまりにも手続きを一方的に解釈した乱暴なやり方ではないかと思います」と話していました。
国は14日にも、辺野古の海に土砂を投入する方針に変更はないとしています。