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一方、突如土砂搬出の現場となった名護市安和は、朝から慌ただしい状況になりました。
国が土砂を船に積み込むため、使用している安和の桟橋は琉球セメントが管理しているものです。実は国が埋め立てに使う土砂を採っているのは、この桟橋のすぐそば。国はこの採石場の敷地から桟橋まで、阻止行動を免れる形で作業を実施しようとしているのです。
石橋記者は「こちら民間の桟橋では、長いパイプが通っていて、そこからベルトコンベヤーを使って、土砂が船に積み込まれます」と解説しました。
桟橋近くには新基地建設に反対する人々が集まり、抗議の声をあげました。反対する男性は「当然沖縄に対する圧政であり、差別であり、そして国家暴力が襲い掛かっていると私は思っている」と話しました。反対する女性は「我々市民の力なんて、ささやかなんですから、県が動かないとだめです」と話しました。
また作業開始の一報聞いた男性は「やりましたかとうとう。人をバカにしているね。民意が示されたわけですから、徹底的に闘うしかありませんね」と話しました。また女性は「阻止したいという方がいっぱい頑張っていらっしゃるのに、あの手この手で、国がいろんな政策で攻めてきてますので、大変残念に思っています。沖縄県民の気持ちを是非(政府は)汲んでいただきたいなと思います」と話していました。
琉球セメントは桟橋の提供について「取引先との関係上、個別の案件については、コメントできない」と回答しています。