石垣島で進められている陸上自衛隊の配備計画。参加者、わずか11人だった、先週の説明会からおよそ1週間、29日は市民全体へ向けた住民説明会が行われているようです。会場から中継です。比嘉さん。
「沖縄防衛局が主催する、4度目の、市民対象の説明会が行われている、石垣市民会館です。現在会場には目視でおよそ200人ほどの人がいます。」
石垣市の中心部にあたる、平得大俣地区に500人規模のミサイル部隊などを配備するこの計画には、今も多くの地元住民が反対しています。午後1時ごろには、計画に反対する市民団体が会見を開きました。
石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会 上原秀政 共同代表「(防衛省は)まさに配備ありきの姿勢である。これでは、何度説明会を開催しても、防衛省のいう「地元の理解を得られるよう、丁寧な説明」にはなりえない」
市民連絡会は、今回の説明会が計画を進めるための既成事実づくりに過ぎないとしたほか、年度内の2月に着工して県の環境影響評価条例を免れて計画を強行しようとしていると防衛省の姿勢を強く批判しました。
そして説明会が始まる前に防衛省に声明文と質問状を手渡しました。
「またこうした中、先ほど中山石垣市長が会場に姿を見せました。7月に陸上自衛隊の受け入れを正式に表明して以来、市民に向けてのこうした説明会には初めて現れた市長が何を語るのか、注目です。」
一方で石垣市では今、計画の賛否を問う住民投票のための署名活動も行われていますよね?
「はい、署名活動も30日の最終日に向け大詰めです。」
「29日も市内各地で署名を呼びかけ、集計作業を行っていました。市長に直接、住民投票実施を請求できるおよそ1万筆を目標に残り1日の活動に力を入れています。」
「計画を進める行政と、草の根の活動を展開する市民、今夜様々な動きがある石垣市からお伝えしました。」