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埋め立てに向け、作業が加速しそうです政府は11月1日辺野古の新基地建設予定海域で一時撤去していたフロートを再び設置し、関連工事を再開しました。
新基地建設予定海域では8月以降、埋め立て承認の撤回や県知事選挙などを受け、工事が停止していました。しかし30日、石井国土交通大臣が埋め立て承認「撤回」の効力を停止したことを受け、1日、本格的な工事再開に向けた作業が再開されました。
沖縄防衛局は、すでに護岸によって閉め切られた一部の海域から埋め立て土砂の投入を始める方針で、年内にも着手する可能性が高くなっています。
また玉城知事は工事再開を受けて県庁で取材に応じ。「今回の執行停止決定を受けて、安倍総理大臣との対話を求めているところでありますが、それにもかかわらず工事が再開されたことは極めて残念であります」と話していました。
県は今後、第三者機関にこの問題の審査を申し出る方針ですが、玉城知事はその前に安倍総理と再度面談したい意向を示しました。
一方政府は、1日岩屋防衛大臣が国会で県との対話を促した野党議員に対し「いずれにしてもこの辺野古への移設を完遂させて、本当の目的である普天間の全面返還、これを何としてもなし遂げたい」と述べ、対話を求める玉城知事の姿勢を顧みない政府の強行姿勢をあらわにした格好です。