さて沖縄のお隣、台湾から様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。今回は、食欲の秋にちなんで台湾の屋台グルメの話題をわんさか!お伝えします。
まず最初は、1個わずか10元、日本円でおよそ36円の熱々の小龍包!
1日に3,000個が売れている台湾、新竹市(しんちくし)で人気のこちらの小龍包専門店。朝の7時前には、ごらんのようにすでにお店は、お客さんでいっぱい!
店の人は、慣れた手つきで次々と小龍包をお客さんに渡していきます。
お客さん「この味は、昔から食べていた味です。肉だけじゃなく、ネギもとても工夫されています。」
美味しさの秘密は、半分発酵させた生地で作った皮。皮3、具材7の小龍包の黄金比を守りながら、具材は、シンプルに、肉とネギのみ。
大きさも、通常よりは少し大きめで肉汁はたっっぷり!この味を求めて、毎日、行列が途絶えることはないということです。
さて続いては、こちらも大人気のちまき専門屋台の話題です。なんと創業70年。台南市中西区(たいなんし なかにしく)にある、小さなちまき屋台。
朝、5時にオープンしてからおよそ3時間で完売することから、「台南一手に入りにい」と言われています。
平日は200個、休日には300個が売れるということです。
大人気の野菜ちまきの特徴は、通常の笹の葉でなく、月桃の葉で包まれたもち米と、厳選されたピーナッツ。
月桃の葉を開くと、独特の香りが立ち上ります。
もちもちの食感と、食材そのものを味わうため、味付けはあえてシンプルに。
食べる際には醤油ダレとごま油、パクチーをかけます。
お客さん「ここのちまきの味は特別です。他とはちょっと作り方が違うみたいです。」
お客さん「もち米の自然な香りがします。」
二代目の店主が、先代から受け継いだというこの野菜ちまき。
台北から足を伸ばしても食べに行く価値はありそうです。その際には「早起き」を忘れずに。
さて、最後は、台湾の屋台料理の定番「麺線」(めんせん)をご存知でしょうか。
見た目は、日本のソーメンのようですが、煮込んでも、煮崩れしない麺をとろみのついた、鰹出し風のスープと一緒にスプーンですくいながら食べるのが、台湾流です。
具材には、牡蠣と豚の腸が入ったものが一般的ですが、台中市内(たいちゅうしない)にある第五市場(だいごいちば)では、麺線を売る屋台6軒が軒を連ねていて、各店とも、独自の特徴を出しながらお客さんの獲得に、しのぎを削っています。
こちらの麺線、麺の太さにばらつきがあるのは、手作り麺線の特徴です。お客さんは、それぞれお気に入りのお店を持っているようでどの店も、常に客足は絶えません。
次の台湾旅行では、本場の屋台で、お気に入りの「麺線」を見つけませんか?