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沼尻キャスター「皆さん、こちらの「eスポーツ」という言葉、最近聞くことが多くなったのではないかと思います。コンピューターやビデオゲームを「スポーツ」として捉えたものです」

金城キャスター「でもなかなか「ゲーム」を「スポーツ」と言われてもピンとこない面もありますよね」

沼尻キャスター「そうなんですが、今や世界的に競技人口が増えるなど拡大していて、国内でも来年の茨城国体で全国大会が開かれるなど競技として認められてきているんですね。eスポーツとは何なのか?そして沖縄での可能性は?取材してきました」

Qプラススポーツ部 eスポーツとは?沖縄の現状は?

先月千葉県で開催された世界最大級のゲームの展示会「東京ゲームショウ」

今年の目玉になったのが「eスポーツ」。「エレクトロニックスポーツ」の略称で、ゲームを「対戦型の競技」として捉えたもの。

今では競技人口が世界で“1億人”ともいわれる人気ぶりでゲームは単なる「遊び」を越え「スポーツ」として認められてきています。

この流れを汲んで動き出したのが現在、サッカーJ3リーグで首位を突き進む「FC琉球」

7月にeスポーツチームを立ち上げ格闘ゲームを専門とする「KYAMEI」選手と所属契約を結びました。

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FC琉球・eスポーツ事業担当高津 友彦さん「いろんなスポーツの振興に寄与していきたいという考え方があった中でスポーツってまずなんぞやということを考えた時に日本だと体育のイメージがあるから(eスポーツに)違和感があったんですけど、もともと「Sports」って「楽しむ」とかそういった語源もあるみたいなのでうちのKYAMEI選手と話していく中で、試合に臨む前の準備、コンディショニング調整したりとかトレーニングにかける気持ちを聞いているとうちの(サッカー)選手たちとあまり変わらないなと思ったんですよ。十分アスリートじゃないかと感じたので」

「eスポーツ」のプロとはどんな選手なのかKYAMEI選手を直撃しました!

沼尻キャスター「QABの沼尻と申します」

KYAMEI選手「亀井と申します、よろしくお願いします」

沼尻キャスター「「eスポーツアスリート」という肩書になるんですね」

KYAMEI選手「プロゲーマーなんですけど「eスポーツアスリート」のほうがかっこいいでしょということで、これにしてもらいました」

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FC琉球とプロ契約をしたeスポーツアスリート「KYAMEI」選手。国内だけでなく、海外の大会にも出場している世界の舞台で活躍する格闘ゲームのプロです。

KYAMEI選手「今はeスポーツってバブルのように毎週(賞金)数百万の大会とかがどこかでやっていて僕の知っている人だけでも格闘ゲームで数千万稼ぐ人もいますし、他のPCゲームとかだと億単位稼いでいる人もいて」

競技人口や市場の拡大が著しい「eスポーツ」

KYAMEI選手は自営業など他の仕事もしながらプロとして活動し、練習は帰宅後、夜中にやることが多いそうです。

時間を問わず練習できるのがeスポーツの1つの魅力。ではあるもののその姿はただゲームをしているようにしか見えず。それでもこれがれっきとした練習です。

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KYAMEI選手「実際ゲームでどういうところが競技性があるかというと、動体視力、反応速度、練習を積み重ねてこれにはこれというのをずっと組み重ねていかないといけないので、そのあたりの競技性だったりとかはスポーツ要素があるかなと思うんですけど。ずっと集中させるのは無理なので集中させることを意識しつつ糖分摂ったりとかは無理やり持たせている感じはしますね」

その言葉はまさにアスリート。世界で拡大し続ける「eスポーツ」県内でもイベントが開催されるなどその普及に力が入れられ始めていますが期待の半面、まだまだ課題もあるとFC琉球の高津さんは、話します。

FC琉球・eスポーツ担当高津 友彦さん「ゲームということのネガティブなところ、やりすぎては良くないと昔からよく言われているだろうし世界では賭けの対象になっている部分もあるのでそういったところをどう防止していくのかというのも業界の課題なのかなと思っていますから、楽しみはたくさんある分、課題もいっぱい出てくるので1個ずつ対処していきたいと思っています」

新たな形の「eスポーツ」これから様々な面で話題を呼びそうです。

金城キャスター「でも沖縄ではまだそれほどeスポーツというのはメジャーではないですよね」

沼尻キャスター「そうですね、実際のところまだまだこれから、というところなんですが、ただ、国内の中でも特に沖縄にはeスポーツが盛んになる要素があるとFC琉球の高津さんは話しています」

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FC琉球 eスポーツ事業担当高津 友彦さん「やはりアジアに近い、日本よりも中国・台湾・韓国のほうがeスポーツが進んでいるものですから。今は観光客が非常に多いということでeスポーツができる施設がニーズがあるんではないかと色々な方からお話をいただいているものですから。日本の中でも沖縄の優位性、特異性は出てくるのかなと思っていますね」