きょうからシリーズでお伝えする知事選挙「沖縄の選択」
きょうは、QABと朝日新聞、沖縄タイムスが、きのうとおとといの2日間で実施した情勢調査・世論調査の結果をお伝えします。
果たして県民は、何を判断材料にどの候補者に投票するのでしょうか。
翁長知事の死去に伴う県知事選挙には、ご覧の4人が立候補していて、前の衆議院議員の玉城さんと前の宜野湾市長の佐喜眞さんの事実上の一騎打ちとなっています。
情勢調査は、コンピューターで、無作為に作った番号に調査員が電話をかける方法で県内の有権者を対象に実施。
有効回答は915人で、回答率は43パーセントでした。
調査の結果、玉城さんがリードし、佐喜眞さんが激しく追う展開で、渡口さんと兼島さんは厳しい戦いとなっています。
このうち玉城さんは幅広い世代からの支持を受け、全体の3分の2を占める無党派層に、広く浸透しているほか、支援を受けている立憲民主、共産、社民の支持層の大半を固めています。
また、自民支持層の、2割を取り込んでいます。
一方、佐喜眞さんは推薦を受ける自民支持層の7割以上を固め、前回は自主投票だったものの今回は推薦に転じている公明支持層と維新支持層の大半を固めています。
渡口さんと兼島さんは、支持の広がりが見られません。
Q1.知事選で、何を一番重視して投票するか?(四者択一)
情勢調査と同時に実施た世論調査で、県知事選挙で何を最も重視して投票するかを、四者択一で聞いたところ、「基地問題」と答えた人が42%と最も多かったものの、前回の45%より3ポイント減りました。
次いで「経済の活性化」と答えた人が35%で、こちらも前回の38%より3ポイント減っています。
Q2,米軍普天間基地を、名護市辺野古へ移設することに賛成か反対か?
また、アメリカ軍普天間基地を名護市辺野古へ移設することに賛成か、反対かについては、「反対」と答えた人が50%で、「賛成」と答えた人は25%でした。
Q3,安倍内閣の沖縄の基地問題に対する姿勢を評価しますか?評価しませんか?
安倍内閣の沖縄の基地問題に対する姿勢を評価するか、評価しないかについては、「評価しない」と答えた人が、63%と過半数を超え「評価する」と答えた14%を大きく引き離しています。
また、選挙への関心は高く回答した人の79%が、「必ず投票に行く」と答えています。
今回の調査では、まだ投票態度を明らかにしていない人が3割いることから今後、情勢が変わる可能性もあります。
県知事選挙は、今月30日に投票、即日開票されます。