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続いてはQプラスリポート。「国際協力」を担う次世代の人材育成を目的に、東南アジアのラオスに県内の高校生が派遣されました。

「世界でなにができるのか・・・」途上国の現状や現地の人々と向き合った県内の高校生たちの夏に密着しました。

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

日本の本州とほぼ同じ面積に、650万人が暮らす「ラオス」。およそ50の民族が共存し、独特の文化を育んでいます。

この国を訪れたのは、県内の高校生16人。

陽明高校2年末吉未空(みく)さん「発展途上国に貢献できるようなことがあるんじゃないかと思った」

沖縄尚学高校3年勝連俊太朗さん「途上国というのが日本とどれくらい違うのかを一番見たいと思っています」

この日、高校生が訪れたのは、不発弾の博物館。旅の初めから日本との違いを突き付けられました。

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

コープ・ビジターセンターガイド「ラオスは、人口1人あたり世界で最も爆撃を受けた国です。被害者は3万人にものぼりますが実際はもっと多いかもしれません」

ベトナム戦争当時、この国には300万トンもの爆弾が投下されました。

今もなお、国土の30パーセントに8000万個もの不発弾が眠り、毎年、300人が犠牲となっています。

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

陽明高校2年末吉未空(みく)さん「今、この時間にももしかしたらラオスで被害者がでていると思うとすごく胸が苦しい。自分たちにできることってなんだろうって感じました。」

沖縄尚学高校3年勝連俊太朗さん「こんなにたくさんの不発弾によって足を失ったり手を失ったりしてということを実際に義手などを見て心が痛くなりました」

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

この日、向かったのは、首都・ビエンチャンからバスに揺られること2時間、「ナー村」です。村人たちは、農業や竹細工で生計を立てています。

この村で3日間のホームステイの予定なのですが・・・

沖縄尚学高校3年勝連俊太朗さん「手伝いましょうか?」

ホストマザー「・・・」

男の子たちはなかなかコミュニケーションがとれません。一方、女の子たちは

陽明高校2年末吉未空(みく)さん「言葉は通じないけど、こうして遊んでコミュニケーションがとれるので持ってきて良かった!」

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

村には、水道設備はなく、地下水を生活用水にしています。

陽明高校2年末吉未空(みく)さん「バケツで水をすくって(体に)かけます。お風呂もトイレも初めはうそだろって思うことも結構あるんですけど、やってみたら意外と慣れる」

食文化の違いにも触れました。

高校生「辛い!!!」

食卓は笑顔であふれていました。

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

沖縄尚学高校3年勝連俊太朗さん「このふたりが遊びに来てくれて折り紙作って遊んだりおんぶしてあげたりして遊びました」

あっという間の3日間最終日には、村人たちが「バーシー」と呼ばれる儀式を特別に行い、高校生を送り出してくれました。

ホストマザー「ふたりとても良い子です。自分の子どものうように思っています。とても恋しいです」

現地の子ども「優しい。一緒に遊べて楽しかったし幸せだった」

現地の子ども「恋しい」

Qプラスリポート 高校生がラオスで11日間

沖縄尚学高校3年勝連俊太朗さん「途上国の村って正直、貧困の問題などが深刻で苦しい暮らしをしてるのかなって思ってたんですけど、すごくみんな笑顔で日本人よりも人が優しくて。 すごく温かい村だなと感じました」

陽明高校2年末吉未空(みく)さん「言葉の壁よりももっと大きい愛情とかそういうものが伝わってきて本当に良いホームステイになったなって思ってます。」

沖縄と世界の架け橋に。国際協力を担う次世代の人材は確実に育っています。