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先月お伝えした、沖縄科学技術大学院大学の鳥類学者が、沖縄の子どもたちと始めたプロジェクト。鳥の鳴き声のデータから沖縄の鳥の生態を研究するというものでしたが、今回はニコラス博士がみんなをあるところへ招待したようです。

第2弾 OIST 鳥プロジェクト 鳥博士と子どもが共同研究!?

この日、一番乗りは、自ら鳥図鑑を作っていた小学2年生の成幹君。図鑑の作成は進んでいるかな?

成幹くん「本とか見て描いてるんだけど、その鳥が今激減してる。(Q:どうして?描きすぎていなくなったの?)うん」

第2弾 OIST 鳥プロジェクト 鳥博士と子どもが共同研究!?

そして、鳥ブログを執筆する6年生の賢太郎君もやってきました!

賢太郎くん「ニコラスさんが発表するというので(楽しみ)」

第2弾 OIST 鳥プロジェクト 鳥博士と子どもが共同研究!?

思い思いに夏休みを過ごしている子どもたちがやってきたのは、ニコラスさんが研究を行う恩納村のOIST!広大なキャンパスをみんなに案内して、プロジェクトに本格的に参加してもらおうというのです。

研究に欠かせないハイテクな機器や、自然と調和したキャンパスの特徴を見てまわる参加者たち。すると途中、渡り廊下の上に本物そっくりの鳥のレプリカが!

第2弾 OIST 鳥プロジェクト 鳥博士と子どもが共同研究!?

OIST学生「鳥のレプリカを置くことで鳥たちがうまく避けてくれる」

賢太郎くん「でも今の時期はアカハラダカはいないよ」

一行はついに、OISTの研究の心臓部へ!案内したのは、OIST最大のスーパーコンピューター!実際にニコラス博士が鳥の鳴き声のデータを分類するのに使っているものです。人間がやると8年かかる作業が、このスパコンを使うとなんと1時間に。膨大なデータを処理することができます。

ニコラスさん「ではスパコンを使って鳥の声を判別しよう」

第2弾 OIST 鳥プロジェクト 鳥博士と子どもが共同研究!?

今回は、そんなスパコンが分類した一つ一つの鳴き声を、音の波形や記録された場所と回数などのデータから、それが何の鳥の声なのか、推測します。

ニコラスさん「科学では、探している正解がわからなくてもそれで良いんだ。先生に聞くこともできるし、『わからない』と言ってもいいんだよ」

答えが用意されたクイズとは違い、答えを自分たちで導き出す科学の世界に触れた参加者たち。みんなで30種類以上の鳥の声を推測しました。

賢太郎くん「(Q:すごいと思ったものは?)スーパーコンピューター」

成幹くん「(次回も)難しいのをちょっと期待している」

ニコラスさん「世界を理解するのに科学を使うことはとても重要なことです。私は子どもたちや皆さんにOISTで私たちが研究している科学に参加してほしいと思っています」

第2弾 OIST 鳥プロジェクト 鳥博士と子どもが共同研究!?