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辺野古新基地建設の断念を求める「県民大会」台風の接近で開催が危ぶまれたなか、多くの県民が足を運びました。翁長知事の追悼ムードに染まった1日を振り返ります。

県民大会 翁長知事の遺志継ぐ

新基地建設に反対する「県民大会」埋め立て承認の撤回はどうなるのか。集まった人たちは、翁長知事の決意を聴くはずでした。

女性「今回初めてなんですけど、翁長知事も亡くなったので、しっかりとした思いを伝えるべきだと思ってきました」

男性「沖縄のトップがいなくなった時こそ県民が一致団結しないといけないのかなという気持ちでいる」

県民大会 翁長知事の遺志継ぐ

「追悼集会」に趣を変え、想定を超える人数で溢れた会場。翁長知事の葬儀の合間を縫って駆け付けた次男・雄治さんが伝えた、知事の生前の言葉に、じっと耳を傾けました。

次男・雄治さん「父は生前、『沖縄は試練の連続だ』と。『しかし一度もウチナーンチュとしての誇りを捨てることなく、闘い続けてきた。ウチナーンチュが心をひとつにして闘うときには、お前が想像するよりもはるかに大きな力になる』と何度も何度も言われてきました」

信念に裏打ちされた「言葉」の力で、県民の心を掴んだ翁長知事。

県民大会 翁長知事の遺志継ぐ

翁長知事「私たちは心をひとつにして、オール沖縄、あるいはイデオロギーよりアイデンティティ。こういったもので結集をして、普天間の県外移設、辺野古基地反対、オスプレイ配備撤回、これを力を合わせて頑張っていきましょう」

今や”分裂”した、”瓦解”したと言われる「オール沖縄」は、象徴する唯一無二のリーダーを失いました。

翁長知事が守ってきた「オール沖縄」の火は消えるのか。新基地建設に反対する県民、一人ひとりの団結が試されようとしています。

県民大会 翁長知事の遺志継ぐ

次男・雄治さん「オール沖縄というこの大きな政治的潮流は、政治家のためにあるわけでもなく、政争の具にするものでもございません。オール沖縄は、我々ウチナーンチュの強い決意で、覚悟です」