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県は8月8日、午後5時から会見を開き、病気療養中の翁長知事の容体について現在、意識が混濁した状態だと説明し、職務代理者として謝花副知事と富川副知事があたると発表しました。
会見で謝花副知事は「知事は5月15日の退院以降、抗がん剤治療を行いながら、県議会や、慰霊の日をはじめとする重要な公務を努めてまいりましたが、昨日から徐々に意思決定に支障をきたし、意識が混濁している状況となりました。医師からは症状は厳しいという状況にある、ただ、自発呼吸はしているということもありますので、我々は回復を期待しているということです」と話しました。
翁長知事は、4月にすい臓がんの手術を受け、5月に退院。その後、がんの転移や再発を抑える化学療法を続けながらこれまで、本格的な公務復帰を目指していました。
しかし、がんが肝臓に転移していて、7日から、意識が混濁し始めたため、医師と判断の上、両副知事が職務代理にあたることになったということです。
翁長知事は辺野古の新基地建設の埋め立て承認撤回へ向け聴聞の手続きを進めるとした7月27日の会見を最後に30日から入院していました。
また11月に予定されている知事選では、県議会与党会派などが翁長知事の再選を目指して協議を進めていて、今後、影響が広がりそうです。