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今からちょうど70年前のきょう、沖縄戦が終わって3年後の伊江島で起きたアメリカ軍の弾薬を運ぶ船が爆発した事故によって死者102人、負傷者76人の大惨事が起きました。
あれから70年、きょう伊江島で慰霊祭が行われました。
事故を伝える碑の前で行われた70年前の慰霊祭、伊江島アメリカ軍LCT爆発事故は1948年(昭和23)8月6日、夕方5時過ぎに起きました。
アメリカ軍が沖縄戦での不発弾や未使用爆弾を船に積み込み、島の外に運び出す作業をしていたとき荷崩れを起こし積んでいた弾薬が爆発。
同じ時刻、波止場には、夏休み中のこどもたちなどが乗った地元の連絡船が入港していたことから大勢が爆発に巻き込まれました。
小学2年の時に遭遇した人「手足が切れた方々やいろんな方々が沢山亡くなって火の海です」
友人を亡くした昭和2年生「友達がだいぶ亡くなりました。帰ってきてから亡くなったのはその爆発でかわいそうだなと思ってせっかく生きて帰ってきたのにまた死んでしまってね」
きょうの慰霊祭には、事故に居合わせた人たちも大勢参列し、70年経ってもなお知られていない悲惨な戦後の沖縄の歴史に手を合わせました。