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沖縄に多く生息するハブの毒を作り出す遺伝子がどう進化したのか、その全貌が沖縄科学技術大学院大学の研究によって明らかになりました。
沖縄科学技術大学院大学は7月26日、九州大学などとの共同研究でハブの遺伝情報の配列を解読し、毒を作り出す遺伝子がどのように進化していったのかを明らかにしたと発表しました。
OISTの佐藤矩行教授らの4年間の研究で、ハブの毒を作るたんぱく質の遺伝子が60種類あることや、その一部が非常に速い速度で進化を遂げてきたことがわかりました。
こうした毒液の複雑性がゲノムの解読によって証明されたのは、世界でも初めてだということです。
今回の研究結果により、さらに効率的なハブ抗毒素の開発などが期待されます。