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米軍再編に協力する自治体に支払われる再編交付金を、医療費や給食費の無償化にあてるべきかどうか。名護市の補正予算案をめぐり混乱が長期化しています。
久田記者は「子育て支援策などに米軍再編交付金を活用する補正予算案が再議に付されている名護市議会です。野党は徹底抗戦の構えで、審議は終わりが見えない状態です」とリポートしました。
今回の議会では、公約として給食費や認可保育所の保育料の無償化、医療費の無償化対象の拡充に向けた補正予算案が審議されています。
しかし、辺野古新基地建設の見返りである米軍再編交付金を活用するという内容に、議会の多数を占める野党が反発。先週野党が独自に市の貯金である財政調整基金を活用する修正案を提出し、可決させましたが、渡具知市長が拒否権である「再議」を申し立てたことから、13日も審議は泥沼化しました。
大城敬人議員は、「(市長は)再編交付金でなければだめだと言っているんですよ。我々の可決を否定していることはということは、積極的に再編交付金を取るということは、新基地建設と引き換えなんですよ」と話していました。
野党は、渡具知市長が新基地建設に対して、中立な立場だと言いながら再編交付金を積極的に使おうとしていて、事実上は、新基地建設を推進していると批判。
13日は、与野党が対立し、堂々巡りの審議が続きました。