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母親と幼いこどもたちが壮絶な沖縄戦をどう過ごしたのかを考える企画展が糸満市の平和記念資料館で始まりました。
亡くなった母親の遺体にすがり、お乳を吸う赤ちゃんの姿。こちらの絵は、ある男性が逃げる途中で目撃した親子の様子を描いたものです。
企画展「母と子がみた沖縄戦」では、最も弱い立場にある幼い子どもや母親が極限状態まで追い詰められた沖縄戦の実相を伝えています。
壕の中で泣き止まない赤ちゃんを母親がお乳におさえつけ窒息させたという悲劇や、雨が流れ込み水浸しになった劣悪な壕の中での出産など。
戦火の中で壮絶に生き、亡くなった女性と子どもたちの姿を通し、改めて戦争の悲惨さを感じるものとなっています。
企画展は7月10日まで開かれます。