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八重山名産の香辛料、ヒバーチ。ほとんどインドネシア産の原料を使用した製品を、石垣島産であるかのように表示して販売した農業生産法人に対し、改善を求める措置命令が出されました。
景品表示法違反で措置命令を受けたのは石垣市の「石垣島海のもの山のもの生産組合」で、石垣島でとれたヒバーチが原料であるかのように表示した4つの商品をネット上などで販売したということです。
消費者庁の担当者は「『甘い香りの島こしょう』『石垣島ヒバーチパウダー』『石垣島産』という風に書いております」「実際には本件商品の原材料はそれぞれ大部分が外国産のものであった」と話しました。
法人の代表は取材に対し「石垣島産は生産量が少なく、当初から海外産に頼っていた」と話し、現在では誤解を与える表示はすべて改善した、と説明しました。
県内でこうした措置命令が出るのはベトナムで生産した「琉球ガラス」をめぐる事例以来、11年ぶりです。