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沖縄の本土復帰から46年。平和な沖縄の実現を求めて基地の周辺や戦跡を歩く5・15平和行進が11日、始まりました。
基地のない平和な島の実現を夢見て沖縄が本土に復帰したのは1972年の5月15日。毎年5月15日が近づくと復帰の意味を考えようと行われている5・15平和行進には県内外から約820人が参加しました。
沖縄本島南部の戦跡をたどるコースを歩いた参加者は強い日差しのなか、県庁前から糸満市のひめゆりの塔まで19.2kmの道のりを歩きました。
参加した人は「(自分が)何も知らないんだなというか、今はきれいに整備されているので、やっと碑があることで分かるんですけど」
熊本から参加した人は、「歴史は繰り返されると言いますけども、それをやってはいけないというのを改めて感じました」
大阪から参加した人は、「戦闘機がよく飛んでいて、その騒音が思っていた以上にうるさくて。今までそんなに関心がなかった問題なので、少し勉強してこちらの方の気持ちを汲んでみようかな、というのはありますね」
参加した人たちは辺野古への基地建設反対やオスプレイの撤去などを求めながら行進していました。
この5・15平和行進は、13日まで行われ、12日、中北部のコースでは読谷村役場を午前9時半に出発して嘉手納基地周辺を歩くほか、南部のコースでは糸満市の平和祈念公園から南風原町役場までを歩きます。
歴史の過ちを知ることが、将来に向かって正しい道を歩くことにつながります。