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辺野古海域や大浦湾で発見された貝が世界でも貴重な貝であることがわかり、市民団体が沖縄防衛局に新基地建設工事の中止を求めました。
この貝は、日本貝類学会の調査で2002年に辺野古海域で、2006年に大浦湾で発見されたサザエの仲間の「サンゴウラウズ」です。
サンゴウラウズは一属一種の貴重な貝で、世界では辺野古海域でしか確認されていないということです。
ティダの会の大城重吉さんは「世界で一属一種の貝サンゴウラウズの生息地とされる辺野古崎を含む大浦湾、辺野古の海の護岸工事および埋め立て工事を即時中止すること」と要請しました。
市民団体では、自然環境保全の観点から埋め立て工事の中止を求めましたが、対応した防衛局職員が「これまでの調査で埋め立て事業実施区域とその周辺では、サンゴウラウズは確認されていない」と述べ、埋め立て工事を予定通り進める考えを示したことから、市民団体が強く反発していました。