新年度が始まって早1カ月。新入社員の皆さんにとっては、怒涛の1カ月だったのではないでしょうか?一流のおもてなしを目指して奮闘する”新人ホテルマン”にカメラが密着しました!
多くの観光客が行き交う那覇市国際通り。今回の舞台は、そのすぐ横にそびえるこちらのホテル!3年前にオープンし、今や世界中からファンが訪れる高級ホテルです。
館内では、様々な職に就くおよそ250人が、日々、上質なサービスを追求しています。ホテルには今月、15人の社員が入社。ここは”それぞれが夢を叶える場所”です。
新入社員宮里侑弥さん「沖縄のイメージを良くできるところで働いて(訪れる人にも)沖縄を好きになってもらいたい」
新入社員(調理部)大城彩可さん「おいしいご飯を作ってあげたいというところから調理師の専門学校に入ったのがきっかけ。おいしいと言ってもらえたら嬉しい」
社会人に必要な〝ビジネスマナー”正しい挨拶の仕方や表情の作り方など、ホテルマンに求められる基本的な動作も学びます。
この春、ホテルマンとしての第一歩を踏み出した上原基史(うえはら・もとし)さん。職業能力開発大学校でホテルビジネスを学ぶなど、ホテルへの夢を抱き続けてきました。
新入社員上原基史さん「小さい頃から人のお世話とか人のためになることが好きで。人のお世話をする最高の仕事はホテルマンだった」
入社から1週間。いよいよ現場での実務研修です。”ベッドメイキング”は、ホテルの商品でもある客室の印象を決める大切な作業。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄上原明代さん「(お客様が)部屋に入ってすぐ目にするのがベットなのでベットを見ただけでこの部屋きれいと感じてもらえるような(ベットが目標)」
シーツを素早く交換し、撫でながら細かいシワを消していきます。2つのベッドにかけられる時間はわずか20分。時間との勝負ですが、上原さんは30分かかってしまいました。
新入社員上原基史さん「作業の効率が悪くて時間がかかってしまうのが自分の悪いところだと思う」
訪れる人を最初に迎える”ドアマン”は、ホテルの第一印象を左右する顔。お昼が近づくと、チェックアウトを済ませた人とレストランに向かう人で辺りは大混雑!
新入社員上原基史さん「何をしていいか分からないのと先輩方の動きを見て学ぼうとして。気づいたら眉間にシワが寄っていました。顔に出してはいけないなと感じた」
彩り豊かな料理が並ぶホテル自慢のレストラン。出来立てのメニューを提供するため、オープン直前まで慌ただしい準備が続きます。
正午を過ぎて賑わう店内。突然、男性に話しかけられました!
男性のお客さん「ステーキが食べたいんだけどな」
新入社員上原基史さん「確認して参ります」
メニューにはない”ステーキ”をリクエストされた上原さん!どう対応するのでしょうか?
新入社員上原基史さん「ステーキではないんですけど肉のミートボールがあるんですけどお取りしてきますか?」
男性のお客さん「ああそう持って来てくれる?」
新入社員上原基史さん「すぐ持ってきますね」
新入社員上原基史さん「置いておきますね」
男性のお客さん「ありがとうね」
とっさの判断で、”自分なりのおもてなし”を提供することができました!
男性のお客さん「頑張ってね。あなたがくれたビーフうまかった」
新入社員上原基史さん「良かったです。ありがとうございます」
新入社員上原基史さん「お客様にとって自分たちが良いと思ってやったことも。行き過ぎなサービスだと思われることもあるしそれを見極める力も必要。初心を忘れることなく行けたらいいなと思う」
励ましの言葉を胸に、一流ホテルマンを目指す日々はまだ始まったばかりです!