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ご覧いただいたたくさんの体育館シューズ、その送り先は、アフリカの南東部に浮かぶ島国マダガスカルなんです。きょう私が取材に行ってきたんですが、この靴には「思いきりサッカーを楽しんでほしい」という思いが込められています。
マダガスカルへの体育館シューズ寄贈は県サッカー協会が企画。きっかけは、現在、青年海外協力隊としてマダガスカルに派遣されている元女子サッカーのコーチ、棚原直哉さんに協会の上地副会長が現地の状況を聞いたことでした。
県サッカー協会・上地義徳副会長「何か困っていることはないですかと聞いたら、答えが『靴がなくて困っている』と。裸足でサッカーをしていて、思い切りボールも蹴れないし、サッカーを楽しめないという返事だったものですから」
青年海外協力隊・棚原直哉さん「子どもたちは落ちている石ころをボールに見立てて裸足でボールを蹴っています。自分はスポーツ指導員として、ケガをしない状況を作るのが一番だと思っていて、それを考えた時に、とてもじゃないですけど今の状態でサッカーを楽しませることはできないという話をしました」
マダガスカルの少年たちに靴を送れないか。上地副会長は真志喜中学校と普天間中学校に相談したところ、この春に卒業した生徒たちが使っていたおよそ200足の体育館シューズが集まりました。
上地義徳副会長「協力してくれた子どもたちの思いを(感じながら)ぜひこの靴を履いて、思い切りサッカーを楽しんでほしい」
棚原直哉さん「すごく喜ぶだろうなと、取り合いになるんじゃないかなというくらいすごい喜ばれると思います」
体育館シューズはおよそ3カ月後、マダガスカルのサッカー少年たちの元に届きます。