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親による虐待や非行、貧困などで居場所を失った10代後半の少女たちが避難できる「子どもシェルターおきなわ」2018年で開設して2年となったのを機にシンポジウムが那覇市で開かれます。
会見したのは、開設して2年となった「子どもシェルターおきなわ」の弁護士らです。団体では、虐待や貧困、非行などで居場所を失った中学卒業後の未成年の少女たちが一時的に避難できるシェルターを提供しています。
シェルターの場所は非公開で、約2カ月の入所期間中に子どもが自立できるよう次の居場所を探し出します。2年間で延べ29人の少女が利用していて、今回のシンポジウムでは、元利用者のインタビューや活動報告を交えながら社会的な受け皿や自立支援の在り方を考えたいということです。
子どもシェルターおきなわ理事長の横江崇弁護士は「子どもたちを支えるような居場所や制度、社会の受け皿がまだまだ足りないのではと」「特に就労支援や居場所支援など、そのあたりの多くの方の支援が必要ではないかと」話していました。
シンポジウムは、21日に那覇新都心のみずプラッサで開かれ、団体では、会員やボランティア募集、物品提供のほか、企業支援や退所先の確保につなげたい考えです。