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米軍の高さ制限で対応二重基準 鉄塔は撤去

辺野古の新基地建設にともない、学校の校舎や鉄塔などが高さ制限を超えることが判明した問題。12本の送電用の鉄塔が今後撤去されることが分かりました。

飛行場やヘリポートを建設する際の空域の確保などを定めたアメリカ軍の基準によると、辺野古の新基地周辺では、滑走路から半径2286m以内、高さ55.72m以上の空域を確保することとされています。

この制限の範囲内で基準を超えている送電用の鉄塔12本について、沖縄防衛局は、撤去・移設に向けた手続きを進めていることを明らかにしました。

沖縄電力が撤去の要請を受けたのは2015年8月で、すでに工事の基本設計は終わっているということです。一方で、鉄塔に近い国立沖縄高専には、高さ制限を超える建物が4棟ありますが、アメリカ軍との調整の結果、高さ制限の対象から除外されています。

沖縄防衛局は、鉄塔の撤去と対応が異なる理由を明らかにしていません。