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「一椀から平和を考える」講演会が与那原町で行われました。学生に向けて講演したのは特攻隊員として沖縄戦と向き合った茶道の家元でした。
10日、沖縄女子短期大学を訪れたのは、間もなく95歳の誕生日を迎える千玄室裏千家前家元です。
千玄室さんは元特攻隊員で多くの戦友を沖縄で亡くした経験から、学生たちに平和への思いや茶道の精神について熱く語りました。
千玄室さんは「生きて帰ってきたらお前のところの茶室で茶を飲ませてくれや。俺たちは帰れないんだ。もうこのまま突っ込んで行かなきゃいけない」と話しました。学生は「家族と過ごしたり、学校に通っていることがどれほど幸せなことか改めて実感する機会になりました」と話していました。
また、千玄室さんに学生によるお茶が振る舞われ「美味しいですね」と笑顔で応えていました。