こんにちは!スポーツです。まずは〝アイスホッケー〟です。南国・沖縄でアイスホッケーに打ち込む選手たちがいます。そこには、元オリンピック選手の熱き指導がありました!
夜明け前の朝6時。南風原町のスケート場に集まったのは、アイスホッケーチーム・琉球ウォリアーズの選手たち。まだ薄暗い駐車場で、体をほぐすためのトレーニングメニューをこなします。
琉球ウォリアーズ末吉法瑠選手「やらなかったら足が痛くなったりする」
チームには、中学生や高校生およそ20人が所属。毎週末、オープン前のスケートリンクで、ハンドリングやシュート練習などに汗を流しています。チームの総監督を務めるのは、三沢悟(みさわ・さとる)さん。北海道の出身です。
27才の時、アメリカで開かれた〝レークプラシッドオリンピック〟にフォワードとして出場しました。沖縄に移住したのは5年前。その後、沖縄のチームを指導、2年前には国体成年男子を九州ブロック大会で初優勝に導きました。
三沢さんの指導の根底は〝基礎の大切さ〟です。
アイスホッケー県代表三沢悟総監督「スケーティングにしても蹴り方にしても顔を上げて全体を見ることやハンドリングにしてもパックを優しく扱うことなど細かいことだがそういう基礎的なことは話をしてきた」
〝氷上の格闘技〟とも言われ、激しい接触が続くアイスホッケー。オリンピックを経験した三沢さんの高度な技術や、他県の高いレベルに触れ、今、沖縄から〝世界〟を意識する選手が増え始めています。
大城圭太郎(おおしろ・けいたろう)くんは、去年、カナダで開かれた小学生の世界大会に出場。世界の舞台を見据えています。
琉球ウォリアーズ大城圭太郎選手「沖縄というよりは海外とか強い北国の強豪チームにあたっていけるように頑張りたい」
千葉優(ちば・ゆう)くんは、状況判断や攻守のバランスに優れ、今後の活躍が期待される選手です。
琉球ウォリアーズ千葉優選手「大学との練習もして県外との差を縮められたらいい」
三沢さんが目指すもの、それは南国・沖縄から〝氷の世界のトップ〟を生み出すことです。
アイスホッケー県代表三沢悟総監督「(沖縄の)全体のレベルを上げることによって。できれば1人でも2人でも日本のナショナルチームに入れるような選手が出てもらえれば嬉しい」