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教科書検定に合格した高校の英語の教科書に「豆腐ようは放射性廃棄物の味」というありえない表現が記載されていました。
問題となった記述は、東京の出版社「文英堂」の高校の英語の教科書にイギリス人が書いた旅行記が紹介され、この中で、沖縄伝統の発酵食品「豆腐よう」の味を表現する場面です。
そこには大宜味村を訪れた著者が、豆腐ようの食べ方を知らず、かたまりごと一気に口に入れ食べた後、「まるでブルーチーズと放射性廃棄物が混ざったものを食べてしまったかのよう」と表現しています。
出版した文英堂は、QABなどの取材に「著者に悪意はなく、ユーモアのつもりだったと思う。誤解を招くつもりではなかった」と話し、3月28日付けで問題の箇所を削除することを決定したということです。
これについて自身も教科書検定に携わる琉球大学の山口剛史准教授は教科書会社の配慮不足をあげたうえで次のように指摘しました。
「その授業を通して作られる沖縄のイメージ、沖縄の食文化に対するイメージという点でいうと、歪んだイメージを作ってしまう間違ったイメージを作ってしまうという意味で、悪い影響がある、そういう教科書になっていると思います」