開通まであと5日に迫った、浦添市西海岸の道路。開通前の今しかできないマラソンイベントがおととい行われ、およそ1150人が真新しい道路を駆け抜けました。
日曜日に開催された「夢のかけはしリレーマラソン&ウォーク」。宜野湾市宇地泊から浦添市港川までの浦添北道路と、港川から西洲までの臨港道路浦添線、合わせて4.5キロの新たな道路が開通するのを記念して開催されました。
5人1組でたすきをつなぐリレーマラソン部門にはおよそ230チームが参加。浦添北道路は車両専用のため、こうして走ることができるのはこれが最初で最後です!
参加者「ワクワクしています」「職場がすぐここなので、いつかは新しい道路を走ってみたいなと。きょうは夢がかなって光栄です!」
一方で、期待に胸を膨らませるのは、イベント当日だけではありません。
参加者「渋滞がすごいので、この道ができることによって空港からも早く来られるかと思って楽しみにしています」「これができれば、ますます浦添市が発展すると思います。海を使ったホテルや観光などもできると思います」
この新たな道路が通る地域を国道58号に当てはめてみると、12か所の主要渋滞カ所があり、特に港川周辺では朝のラッシュ時に平均速度が時速10キロ以下になるなど、慢性的な交通渋滞が発生しています。
都市計画からおよそ15年、総事業費あわせて582億円をかけたこの道路の整備によって、渋滞緩和や那覇港への物流機能の強化、アクセス向上による観光振興などが期待されています。
港湾道路浦添線所管那覇港湾・空港整備事務所 具志良太副所長「物流・人流だけではなく、混雑も緩和できると思いますので、大変有意義な道路だと思います」
浦添北道路所管 南部国道事務所 眞栄里和也副所長「沖縄コンベンションセンターから那覇空港まで現在29分となっているところを開通効果として9分短縮されると予測している。海岸線を通る見晴らしのいい道路となっておりますので、皆さん開通を楽しみにしてください」
市民の期待がかかった、夢の架け橋。浦添市、西海岸の道路は、こんどの日曜日夕方4時に一斉開通します。