※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

みなさんのご家庭でも貴重なものが眠っていませんか?27日、那覇市で家庭で保存されている泡盛をプロが評価するイベントが開かれました。

ご家庭の自慢の泡盛、鑑定します!白衣に身を包んだ人たちのするどい眼差し。その先にはグラスに入った泡盛です。

これらは全て、一般家庭などで個人が大事に育ててきた“秘蔵酒”。泡盛の出荷量が近年減少を続ける中、家庭で仕次ぎや貯蔵によって熟成されてきた泡盛を専門的に分析することで、伝統的な熟成法を広めようと初めて開催されました。

県内外からエントリーした128点のうち、15年以上寝かせた秘蔵酒を鑑定する部門では、鑑定官らが51点の泡盛を品定め。品質を総合的に評価するほか、それぞれの特長を分析しました。

その方法は、去年4月に発表された泡盛フレーバーホイール。香りや味わいについて、実に49の項目で表現するものです。

宮本宗周鑑定官は「(今回は49項目中)古酒の評価にふさわしい6項目を選んで香りや味わい強さを評価しています。家庭で15年以上貯蔵されたものということでそういったものの中に『雄ヤギ』や『熟れたほおずき』の香りがあると、とても楽しいと思います」と話しました。

実際に、テイスティングをさせて頂くと「まろやかな口当たりで、広がる…力強さ?」宮本鑑定員、プロのコメント、お願いします!

宮本鑑定員「カラメルや黒糖のような甘い香りがグラスから漂っています。おそらく甕貯蔵されたものかと思いまして、甕の香りがわずかに感じられて、なめらかな口当たりと甘い味わいがありまして、とても良いお酒だと思います」

戦前から代々仕次ぎをしてきたというものや貯蔵30年という自慢の泡盛がエントリーした今回の品評会。高品質の泡盛を出品した人には感謝状が贈られるということです。

ご家庭の自慢の泡盛を鑑定します!