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2月4日の市長選挙で勝利し、新市長となった渡具知武豊名護市長は選挙戦で支援を受けた政府与党などへの挨拶まわりで上京し、安倍総理や菅官房長官と面会しました。
渡具知さんは2月13日午前、自民党本部の役員らが揃う役員会に出席し、二階幹事長、高村副総裁ら幹部と面会しました。また、当初劣勢と言われた情勢逆転の鍵となったとされる公明党にも足を運び、ねぎらいの言葉を受けたということです。
午後には官邸で菅官房長官や総理と面会。選挙戦で掲げた公約の支援を求める要請書を手渡したということです。
面会後、渡具知市長は「その中(要請書)において、まず私が掲げた子育て支援等について、まずやっていきたいとお話申し上げましたら、そのことについてもしっかりと応援していくという話でございました」と話しました。
面会では新基地建設に反対した稲嶺市政では交付されなかった米軍再編交付金の交付再開が話されるのか注目されましたが、渡具知市長は「言及はなかった」としました。
全国的な関心を集めた選挙戦のお礼とはいえ、地方の市長が総理と面会するのは極めて異例のもてなしで、背景には新基地建設に抵抗しない市長との親密さを強調し、再び新基地建設の是非が争点となる知事選を優位に進めたい政府・与党の狙いもありそうです。