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名護市長選 渡具知さんが初当選

全国の注目が集まった名護市長選挙。2月4日、新人の渡具知武豊さんが現職を破り初当選しました。アメリカ軍普天間基地の辺野古への移設問題を最大の争点とした選挙でしたが、この結果がどのように影響するのか?後ほどスタジオで渡具知さんにも本人にもお聞きします。

2月4日、当選を決めた渡具知武豊さんは「これからの名護市の経済振興、あるいは子育て世代に対する支援ですね、そういったのが全般的に支持されたと思っております」と挨拶しました。

政府と自民、公明、維新の全面支援を受けた渡具知さんは、今回の選挙戦では基地問題に触れずに経済政策を徹底的にアピール。物量とも稲嶺陣営を上回り、企業や若者層にも深く食い込んで市政奪還を果たしました。

一方、3選を目指した稲嶺進さん。オール沖縄の支援を受けて2期8年の実績に加え、辺野古反対を訴え、選挙を戦いましたが渡具知さんに及びませんでした。

結果を受け稲嶺進さんは「辺野古の移設問題がなかなか争点となりえず目の前の経済優先という形でとられてしまったのではないかなと」と話しました。

また、翁長雄志知事は「オスプレイが飛び交う所に観光産業が成り立つ訳ではございませんし、そのへんのところが選挙戦を通じて理解されなかった」と話しました。

一方、一夜明け安倍総理は「3選目の現職市長、破るのは難しいと思ってましたが本当に勝ってよかったと思っています」と話しました。

新基地建設に前のめりになる政府に対し、当選した渡具知さんは…。「基地問題もしかりです。市民の複雑な意見というもの、十二分に承知しております。ですから一概に賛成反対とは言えない部分のありますし」と話しました。

結果を受け名護市民は「経済関係の問題でこういう形になったのかなと思います。みんな基地は反対だと思いますけどね」「公約通りにやってくれたらいいと思います」などと話していました。

新市長となる、渡具知さん。この後スタジオで話を聞きます。