続いてです。去年ウエイトリフティングの世界選手権で日本選手として36年ぶりにメダルを獲得した、糸数陽一選手。2020年の東京オリンピックへ、視界良好です!
気合に満ちた声と、ずしりと地面に落ちるバーベルの音。国頭村で行われていた男子ウェイトリフティングの日本代表合宿で一際存在感を放っていた、糸数陽一。
おととしのリオデジャネイロオリンピックで4位。さらに去年の世界選手権では日本人選手として36年ぶりのメダル獲得。金メダルの選手との差はわずか1キロでした。
糸数陽一選手「すごいそれは悔しいですね。ただ、2位で逆に良かったなという気持ちもちょっとあって。東京の金メダル獲得に向けて、またこの悔しい気持ちで頑張れるなというのは思いましたね」
さらなる高みを目指し、練習に熱が入る糸数。同じく合宿に参加していた沖縄の後輩・知念光亮も、その姿に刺激を受けています。
知念光亮選手「妥協は一切無い。それと練習量が相当多いでも練習量が多くてもケガをしないというそこが陽一さんのすごいところだなと思います」
糸数陽一選手「単純なんですよウエイトって、挙げるか落とすか見てわかる通りその単純の中で自分たちは上げるために何回も何十回も何百時間もこの1本を上げるためのトレーニングをしているので。それがすごく楽しいのかなって」
ちなみに練習以外でも、糸数先輩からの会話はほぼウエイトリフティングに関することだそうで…
知念光亮選手「本当にウエイトリフティング大好きなんだなって伝わってきますね」
糸数陽一選手「ウエイト馬鹿って言おうとしたでしょ!笑。きょう(これから)車で2時間半一緒なんでずっとウエイトの話しかしないかもしれないです」
さらにそのストイックさは、自身の目標にも表れています。
糸数陽一選手「「東京」でのメダル獲得ということで。」「「東京」というのはまた特別な場所で。」「あと「東京」で取れなかったら意味が無いので」「「東京」で自分の最高の試技をして。」「「東京」オリンピックでメダルを取って…」
およそ13分のインタビューで「東京」という言葉が出てくること、実に16回!
それほど今、「執念」と呼べるほど糸数は東京オリンピックへの強い思いを持っています
糸数陽一選手「東京オリンピックでメダルを取って、今まで応援しくれた方や支えてくれた方に恩返しをするというのが自分の中で最大限の目標なので。まず今年は記録をいかに伸ばしていくか最終的な東京でのメダルを目標にやっていければと思います」
糸数陽一、身も心も2020年東京オリンピックへまっしぐらです。この日、車での2時間半は本当にウエイトの話ばかりだったそうです