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駐屯地の建設が始まっている、宮古島への陸上自衛隊配備計画をめぐり、防衛省は1月17日、弾薬庫を島の南東部の採石場に建設する方針を市に正式に伝えました。
防衛省の福田政務官は17日、宮古島市役所で下地市長と面会し、2018年度以降の配備が予定されているミサイル部隊の関連施設となる弾薬庫や射撃場などを保良集落の採石場に建設する方針を伝えました。
福田政務官は「水道水源保全区域外であることなどを考慮致しまして、城辺地区にある保良鉱山に配置したいと考えております」と伝えました。
これに対し、下地市長は「保良の集落の人たちは、本当に安全なのか、どれくらい安全性が確保されるのか、非常に懸念をしております」と保良集落では安全性への懸念があると伝えたうえで、保良集落の住人に対し計画を詳しく説明するよう求めました。
一方、弾薬庫建設の方針が示された採石場の運営会社の代表者は取材に対し、弾薬庫建設について「政府からの連絡はまだない」「賛否は何とも言えない」としたうえで、土地の提供を判断する前に有識者などに相談するとも述べました。