続いては、そんな高校球児にとって憧れの先輩、沖縄尚学出身の東浜巨投手が新たなシーズンへ自主トレを行っています。昨シーズン、初の最多勝投手となった東浜投手が語った今シーズンへの意気込みとは。
おととい、出身地であるうるま市で自主トレを行ったのはプロ6年目のシーズンへと臨む東浜巨。
東浜巨投手「去年は個人的にもチーム的にも良いシーズンだったのでだからと言って今年が良いシーズンになるとも限らないですしことしを迎えるにあたって新たな気持ちでというところでスタートしました」
昨シーズンは自己最多の16勝を挙げ、最多勝を獲得福岡ソフトバンクホークスの日本一に大きく貢献しました。
東浜巨投手「(Q勝ち星が重なる中で、高揚感などはなかったんですか?)まったく無くて。まさかこんなに勝てるとも思っていなかったのでだから僕の中ではあまり実感がないというのは正直な感想です」
あっと言う間のシーズンだったと去年を振り返る東浜。プロ入りから年度別の勝利数を見てみると、1軍に定着したプロ4年目のシーズンから白星が急増しています。そこにはある転機がありました。
東浜巨投手「(以前は)手探りの状態というのもありましたしそれに加えて結果が出ていないというのもあったのでいろんな焦りとかあったんですけど。そのタイミングで監督が来られて、練習を色々教わったので」
2015年シーズンからチームの指揮を執る工藤公康監督。
現役時代に224勝を挙げた名投手が自らの経験をもとに直接指導する「工藤塾」。東浜は強化指定選手にもなり、日々トレーニングを積みました。
東浜巨投手「根本的に全部を変えたんで、今やっていることを信じてできるようになったというところが一番ですかね」
チームの日本一に、自身も最多勝。充実したシーズンを過ごした東浜。それでもこのオフシーズンの練習量を例年よりも増やすなど現状には決して満足していません。
東浜巨投手「僕の中で3年結果を出し続けて本物だと思うのでそういった意味でことしが1軍で投げ続けて3年目になるので本当に「勝負の年」だなと思いますし僕にとっても楽しみなシーズンかなと思います」
自ら勝負の年と位置付ける今シーズンその意気込みを色紙に記してもらいました。
東浜巨投手「チームのエースと呼ばれているピッチャーは200イニングくらいは投げているのでことしはイニングにこだわってやっていきたいと思います」