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2016年、およそ4000haの土地が部分返還され、環境調査などを終えた北部訓練場の引き渡し式典が12月25日、国頭村で行われました。
政府が「沖縄の本土復帰後最大の返還」とする、国頭村と東村にまたがる北部訓練場の土地の引き渡しで、式典に出席した小野寺防衛大臣は、沖縄の負担軽減を強調しました。
小野寺防衛大臣は、式典で、「世界自然遺産の登録を目指していると伺っております。このたびの引き渡しが、このような沖縄の基地負担軽減を直に感じて頂ける成果の一つになれば幸いです」とあいさつしました。
しかし、この1年間で返還と引き換えに提供されたヘリパッド近くの民間地に、アメリカ軍のヘリが不時着炎上するなど、政府と県で、返還の成果の受け止めの違いが如実に現れる式典となりました。